アートとテクノロジーが生んだ遊び心あふれる仕掛けが楽しい!アルテック「ドムスチェア」展覧会
1946年にフィンランドのデザイナー、イルマリ・タピオヴァーラが学生寮ドムスアカデミカのためにデザインした「ドムスチェア」が誕生して今年で70周年を迎えました。
10月8日(土)から16日(日)まで、スパイラルガーデン(スパイラル1F)にて、アルテック ドムスチェア展覧会 "the chair ≠ a chair"が開催されています。
今回、ドムスチェア生誕70周年記念ポスターのイラストレーションを手がけたのは、ファッション&テキスタイルブランド「ミナ ペルホネン」のデザイナー、皆川明さん。ドムスチェアに初めて出会ったとき、「まるであどけない顔をした、おさげ髪の少女のよう」だと感じたとか。
また、家具やインテリア雑貨のオンラインショップ「スコープ」代表の平井千里馬さんは、「一日中座り続けても全然平気」と、自宅のダイニングで愛用中とのこと。いろんな椅子を試してみたそうですが、どれよりも格段にいいそうです。
今回、会場となったスパイラル1階には、ミナ ペルホネンの皆川さん、スコープ代表の平井さん、ヘルシンキ郊外に住むジャズドラマー、テッポ・マクネンさん、当時学生寮「ドムスアカデミカ」に住んでいたヨウコ&マリヤ=リーサ・フフタラさん夫妻4組それぞれが過ごしてきたドムスチェアとの暮らしや思いを感じることのできる、あたたかい空間が作り上げられました。
会場構成を手がけたのは、フィンランドと東京に拠点を置くクリエイティブスタジオ「MUSUTA(ムスタ)」のヨプス&ティモ・ラムの二人。彼らのインタラクティブな映像やインスタレーションには、驚きがいっぱい詰まっていました。
たとえばこちら。鍵穴をモチーフにしたパネル部分をタッチしたり、ドムスチェアに座ったりすると、可愛らしい手描きの文字が壁を走ったり、音楽が流れたりする仕掛けが!Artekの名のとおり、アートとテクノロジーが生み出した遊び心たっぷりのインスタレーションですっかり楽しんでしまいました。MUSUTAと一緒に、会場の技術的な面を支えたのは、takramのデザインエンジニア、緒方壽人さんです。
アルヴァ・アアルトのスツール60に続く、北欧家具の定番として注目を浴びる、アルテックの人気者の一人(!)「ドムスチェア」。展覧会は16日(日)まで!ぜひ、「ドムスチェアのある暮らし」を、リアルに体感しに行ってみてください。
アルテック ドムスチェア展覧会
“the chair ≠ a chair” (ザ チェア イズ ノット ア チェア)
期間: 2016年10月8日(土)~16日(日)
会場: スパイラルガーデン(スパイラル1F)
時間:11:00~20:00
<アルテック特別コーナー in 「MINA-TO」>
展覧会期間中、スパイラル1階のショップ「MINA-TO」にアルテック特別コーナーが登場。ドムスチェア、アルテックの小物のコレクション「abcコレクション」や会場限定商品が並んでいます。ミナ ペルホネンの生地をまとったスペシャルなドムスチェアも。(かなり素敵です♪)
期間:2016年10月7日(金)~16日(日)
会場:MINA-TO(スパイラル1F)
時間:11:00~20:00
〈情報ソース〉
http://s.ameblo.jp/hokuwalk/entry-12209014280.html