「くまのパディントン」作者が91歳で死去

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くまのパディントンの生みの親 マイケル・ボンドさん
写真:Shutterstock/アフロ

 

児童小説「くまのパディントン」シリーズの作者マイケル・ボンドさんが6月27日(現地時間)、英ロンドンの自宅で死去した。91歳だった。出版社ハーパーコリンズの発表によると、先日から体調を崩していたという。

 1926年、英バークシャーニューベリーに生まれたボンドさんは、英BBCのカメラマン時代にパディントンの着想を得て、58年に処女作「くまのパディントン」を発表。ペルーからロンドンにやってきた、ママレードジャムが大好きなくまの物語は、世界40カ国語以上に翻訳され、シリーズ全26作で3500万冊以上を売り上げた。そのほか、元刑事パンプルムース氏と元警察犬ポムフリットを主人公にしたグルメミステリーシリーズなどを計150作が出版。この世を去る直前まで筆をとっていたという。

 「くまのパディントン」シリーズ最新刊「Paddington's Finest Hour」が今年4月に出版された際には、英ミラー紙のインタビューで「パディントンは私と一緒に来てくれるでしょうね、天国でも地獄でもどこへでも。もし私が地獄行きなら、一緒に来てくれと言うのは気が引けますが」と語っていた。

 2014年の映画「パディントン」に主演した俳優ヒュー・ボネビルは、「愛すべきマイケル・ボンドさんが生み出したユニークで愛らしいキャラクターの2作目の映画の撮影最終日に、訃報を知ることとなり非常に胸が痛みます」と声明を発表。「パディントン2(原題)」は12月にイギリスで公開を予定している。

 

〈情報ソース〉

http://eiga.com/news/20170630/19/